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こんにちは!訪問鍼灸・マッサージTASKEL sapporoの院長の加我です。
皆さんは鍼灸院や接骨院、整体院に行くとこんなことを言われたことがありませんか?
「これは回数を重ねないと治りません。取りあえず、10回分5万円の回数券がお得なのでまずこちらを買って通ってください。」
初診でいきなり高額な回数券を買わせるよなところは注意が必要かも知れません。

しかし、、、

現実的には慢性のものになれば回数を重ねて施術を行なっていく必要があります。

その理由大まかに2つあります。

1、どんなに優れた施術でも効果は患者さんの状態によって個人差が出てきてしまう。

病院などで処方されるお薬などは薬の成分を体外から服用しこれが体内で吸収されることで、効果発揮されたり、体の中の悪いもの(がん、変形)を手術をして体の中から取り除いて治療します。
一方、私たちが行っている施術は体外からなんらかの「刺激」を与えているに過ぎないのです。
その刺激によって体内で起こる生理学的反応を引き起こし体の不調を改善に導きます。

基本的には鍼灸やマッサージ、整体では、「ないもの引き出せない」のです。

わかりやすく極端に説明すると、、
施術をすると血流増加が起きるとしましょう、1日一食でおにぎりしか食べないかなり貧血気味の人に施術をしても効果は薄いでしょう。なぜなら、栄養不足のため、血流増加引き起こすための血液もホルモンも分泌物も足りないと考えられるからです。

この例はかなり極端ですが、患者さんも一人一人ライフスタイルも年齢も違うので体の状態は異なってくるので施術効果を実感できるまで回数を重ねる必要があります

2、慢性症状は経過の観察がとても大切。

慢性的な症状は急性の症状とは異なり、様々な観点から考え施術していく必要があります。
例えば、1年前にぎっくり腰をしていまいそれからずっと痛みが残っている、精密検査をしたが問題がないという患者さんがいたとしましょう。
そして、その患者さんが鍼治療を受けました。そうすると痛みがとても和らぎました。
ここで、終了してしまうとまた元通りになってしまう可能性があります。なぜならこの段階ではまだ脳レベルで鎮痛が起きているだけかも知れないのです。
仮に、慢性炎症を起こしているようなケースだと炎症をしずめ、組織の回復を促さなけば完治したとは言えないのです。
慢性症に理解がある施術家ほど回数を重ねる必要があると考えます。症状がなかなか改善しない場合は食生活、生活習慣の改善も行なっていきます。
このようにして、施術を行なってから症状がどうなったか、どの時に痛むか、どのように生活を送れているか、気持ちの変化などを吟味して施術回数を決めて卒業を目指すようにします。

いかがだったでしょうか。
とはいえ、最終的に判断するのは患者さん次第です。
人によって求めているもの、考え方、ライフスタイルが違うので私は「患者さんがどうなりたいか」の気持ちを尊重しています。
良くしたいなら、そのために最善の施術を行い、アドバイスを行なっていきます。
しかし、現状は回数券を買わされた結果何も良くならないとか、通っても毎回同じ施術で改善する気配がないとか、話も聞いてくれない、ということが多いと思うので
患者さんも慎重に考えて、施術者側も正しい知識や無理なものは断る勇気が必要ですね。






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